客室一覧

シモン・ゴールドベルク（1909年〜1993年）は、20世紀を代表する希代のヴァイオリニスト。16歳でドレスデン管弦楽団のリーダーに、それから4年後にはベルリン・フィルハーモニー史上最若年・最優秀の第一コンサートマスターに就任しました。 しかし在任4年で、ナチズムの政権到来とともに国外へ退去。身の危険に直面しながら世界を演奏旅行し、日本には1936年に初来日しています。 1987年、桐朋学園大学の招聘（しょうへい）で3度目の来日。1988年、ピアニスト山根美代子と結婚。1992年、新日本フィルハーモニー交響楽団の指揮者に就任、日本に居を定めます。 その後、この立山山麓の地をヴァイオリンにとって素晴らしい環境であるとたたえ、同時に、晩年のリゾート地としてこよなく愛しました。最晩年である1990年から1993年までの3年間、当ホテルの特別室に滞在したことでも知られています。